DeepSeek-OCRは動く?
DeepSeekのDeepSeek-OCRは、推奨の4bit量子化で約4 GBのRAMが必要です(ダウンロードは1.8 GB)。あなたのハードウェアを下で即チェック — データは一切ブラウザの外に出ません。 NVIDIA RTX 3060 12GBならおよそ ~886 tok/s が目安です。
ハードウェア情報を読み取っています…
実際の使用メモ
DeepSeek-OCR はチャットモデルではなく、画像を読み取って文書・スクリーンショット・スキャンしたページをテキストに変換する専門特化モデルです。mixture-of-experts 構成のため、モデル全体は 3B パラメータでも、各トークンで実際に動くのはそのうち約 0.57B だけです。これで動作は軽快に保たれますが、MoE の落とし穴は、アクティブな一部だけでなくモデル全体をメモリに載せる必要がある点です。4-bit 量子化(quant)ではサイズが約 1.8 GB に収まり、RAM は最低でも 4 GB ほどを要求するので、12 GB の RTX 3060 はもちろん、小型の Apple Silicon Mac や最近の CPU マシンにも余裕で収まります。
実際の使い心地は、チャットボットの応答を待つというより、高速なバッチ処理を回す感覚に近いです。RTX 3060 12GB ではおおむね 886 tok/s 前後が見込め、M シリーズの Max なら 1000 を超え、4090 は約 2479 tok/s と別格です。DDR5 上の純粋な CPU でも約 148 tok/s 出るので、たまにページを処理する用途なら十分実用的です。コンテキストウィンドウは控えめな 8K ですが、OCR では画像を一枚ずつ与えるため十分すぎるほどで、フルコンテキストでもメモリ使用量は最大 2.5 GB 程度に収まり、ここで余裕が問題になることはまずありません。
これを汎用アシスタントとして使おうとは考えないでください。推論や段階的な回答が欲しいなら、姉妹モデルの DeepSeek R1 7B のほうがたいてい遥かに頼りになりますし、画像処理と本格的な会話を一つのモデルで両立させたいなら Ministral 3 3B のほうが理にかなった選択です。DeepSeek-OCR の強みは狭くも確かで、ほぼどこでも動く小型・高速の文書テキスト化エンジンだという点に尽きます。シンプルな MIT ライセンスで提供されるため、多くのオープンウェイト版に付きまとうプロバイダー固有の制約なしに、本番環境や商用利用でも自由に使えます。
スペック
量子化別サイズ
| 量子化 | ビット/重み | ダウンロード | 必要RAM | 品質 |
|---|---|---|---|---|
| Q2_K | 3.35 | 1.3 GB | 4 GB | 劣化が目立つ |
| Q4_K_M推奨 | 4.85 | 1.8 GB | 4 GB | 推奨 |
| Q5_K_M | 5.65 | 2.1 GB | 6 GB | 高品質 |
| Q8_0 | 8.5 | 3.2 GB | 6 GB | ほぼ原品質 |
| F16 | 16 | 6.0 GB | 12 GB | オリジナル |
サイズはパラメータ数×ビット/重みからの推定値です。実際のGGUFビルドとは多少異なります。 · データ更新日: 2026-06-11 · 数値の算出方法 →
コンテキスト長別の必要メモリ
| コンテキスト | KVキャッシュ(推定) | 合計メモリ(Q4) |
|---|---|---|
| 4K トークン | ~0.3 GB | ~2.1 GB |
| 8K トークン | ~0.7 GB | ~2.5 GB |
KVキャッシュはコンテキスト長に比例して増えます — 4Kで収まるモデルでも32Kではメモリ不足になることがあります。推定はgrouped-query attention使用時のFP16キャッシュを前提としており、実際の使用量はランタイムによって異なります。
ハードウェア別の推定速度
| ハードウェア | 帯域幅 | 速度の目安 |
|---|---|---|
| NVIDIA RTX 3060 12GB | 360 GB/s | ~886 tok/s |
| NVIDIA RTX 4090 24GB | 1008 GB/s | ~2479 tok/s |
| Apple M-series (base) | 100 GB/s | ~246 tok/s |
| Apple M-series Pro | 270 GB/s | ~664 tok/s |
| Apple M-series Max | 410 GB/s | ~1009 tok/s |
| CPU only (dual-channel DDR5) | 60 GB/s | ~148 tok/s |
トークン生成はメモリ帯域幅に律速されます:tok/s ≈ 帯域幅 × 0.85 ÷ Q4でのモデルサイズ。実際の数値はランタイムやコンテキスト長によって変わります。
ローカルで動かす
いちばん簡単なのはOllama — コマンド1つでチャットを始められます:
ollama run deepseek-ocr:3b